大津祭 曳山連盟ホームページ
紫式部 源氏山ホームページ
 

tenugui

 

写真のように手ぬぐいの柄と、はっぴの背中に書かれた柄は反転しているようにみえる。印刷の手違いではなく、意図して反転されている。
この図形は源氏香の香の図といい数種類の香を聞き分ける遊びの答えを「香組」の図で表すそうだ。組み合わせのパターンは52種類有り、それぞれのパターンに源氏物語の巻名が当てられている。江戸時代にはやったそうなので、デザインコンセプトワークの一環として採用したのであろう。しかも分かる人にしか分からないように。

手ぬぐいはもちろん「須磨」を表し、源氏物語の書き始めの物語。石山寺で構想を練る紫式部を題材とする「源氏山」に引っかけているのである。
はっぴは「行幸」を意味し、言葉の意味として天皇が外出することだそうで、たいそうな意味を山方(曳山を運行する人々)の背中に背負わせているのである。

 
参考
源氏香で使われる香は5種類で、各5包づつ、合計25包を用意する。香元は、任意に選んだ5包を順に焚く。回答者は記紙に5本の縦棒を書いておき、(右から左に向かって1.2.3・・・番目の香を表している)焚かれていく香を聞きわけ、同じ種類の香と判断した縦棒どうしを、横棒でつなぐ。25包の香を5包づつ聞くので5回繰り返して行われ、こうして出来あがった図案を源氏物語の巻名で答え、正解率を競う。鼻がきいて、全巻の巻名と「香組」の組み合わせが頭に入っていないとそもそもゲームに参加できない。過酷で知的な遊びである。
 
 
 
 
1.まず手ぬぐいを広げ上下左右を確認します。
 
2、「源氏山」の文字がオモテになるように3つに折ります
 
3.「氏」の文字がひたいの真正面に来るよう装着し、後頭部で結びます。
 
4.できあがり
 
5.腰に装着する場合も、このように字をオモテにし、「源氏山」をさりげなくアピールします。他町の手ぬぐいにも工夫が凝らされたものがあります。4つ折りにして見せる面により2つのガラが楽しめるものもあります。もし手ぬぐいを手に入れたら、何か秘密が隠されていないか研究してみましょう。
     

※本ホームページの内容・写真・イラスト・地図などの転載を固くお断りわりします。
Copyright(c)中京町源氏山 2012 All rights reserved