大津祭 曳山連盟ホームページ
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歴史と由来
 
四季草花図(源氏山) 長谷川玉峰筆 慶応元年(1865年)
 
天井画下絵
天井画 現在
 
源氏山天井画下絵 長谷川玉峰筆
紙本淡彩四季草花図(大津市歴史博物館にて保管)
源氏山格天井画 長谷川玉峰筆
金地著色四季草花図
(草花の絵をクリックすると大きな絵を見ることができます)
 
落款
玉峰の落款
 景文の弟子、長谷川玉峰(1822〜77)による、四季の草花を描いた天井画。景文画と異なり、形態は曳山内部の格天井となっている。景文ゆすりの作風に加え、一段と意匠性を強調した描写による玉峰の草花は、むしろグラフィックデザインに近い。
 例によって顔料はふんだんに用いられるが、混ぜ合わせのさらなる工夫によって、景文画にはない色を見せ、さらに華やかな雰囲気を出している。景文門人として、その技量とセンスがもっとも評価される玉峰ならではの、新景文様式の天井画。なお、本作には下絵が残っているが、それによると当初のモチーフの扱いは、完成作より若干控えめであったことがわかる。

※「町人文化の華ー大津祭り_曳山を彩る絵画類」 文・横谷賢一郎 より引用

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