本祭 曳山巡行の活動

  

1 本祭巡行の先頭

  

巡行当日は巡行の先頭に長柄衆がいます。西行桜狸山の100m位前を先導し、検尺棒(6.7m)にて電線をチェックしています。「大津祭」のノボリをもち先頭を歩いているのです。同時に、巡行中障害となる電気や、電話、CATVなどのケーブルの高さチェックを検尺棒で行っています。巡行の数週間前に一度ケーブル高さをチェックするのですが、その後新しく低いケーブルが設置されることがあります。近年もこれが原因で狸山の狸がケーブルに引っかかり、山のてっぺんから転落してしまいました。その様なことがないよう、新しい試みとして当日もチェックするようにしました。巡行の安全を担っているのです。

  

2 各曳山に同行 ガイドを担当

  

巡行中の各曳山に長柄衆の方が数名付いています。観光客の中には初めての方もいて、何が行われていて、どのような祭りなのか、由来や歴史など興味のわく内容をお伝えできるようになりました。観光客の方に興味を持っていただき、また来年も来ていただけるよう、町衆の思いをかなえることが出来るようになりました。

  

  

  

3 巡行ガイド

  

巡行路にも各所に長柄衆が、解説のため活動しています。観光客の中には、パンフレットがどこにあるのか、トイレがどこにあるのかすらわかりません。そこで何の祭りなのか、由来や歴史の解説の他にも、機転を利かし、観光客への心のこっもったサービスを行っています。

  

  

  

4 ボランティアへの昼食接待

  

巡行当日のボランティアやサポーター等の全数は500人に及びます。その数のお弁当、お茶、などをご用意し皆さんの昼食に対応しています。もちろん昼食会場の設営から、お昼の昼食対応、そして撤収までを他の組織と共にまかなっています。ほとんど町衆の目の届かないところですが非常に大事な活動なのです。現在は大津中央小学校の体育館等で行われています。

  

  

  

5 本部にて情報収集

  

巡行当日には大通りに情報が集中する本部が設置されます。ここにNPOや警察とともに長柄衆も常駐しており、いろいろな状況判断を行い、迅速な対応が行われています。

  

  

  

6 町家の二階から観覧の接待

  

NPO曳山連盟の会員特典として巡行当日町家の二階から観覧が出来るようになっています。この行事の接待に長柄衆が活躍しています。一般の方の町家をお借りするため、いろいろ気を遣う活動ですが、観覧してもらった方々からは評判上々です。

  

  

  

7 曳山展示館にて

  

巡行当日曳山展示館には、多くのお客様が来られます。普段の数十倍ですので、普段の少人数では全く対応できません。ここでも長柄衆が来客の対応やその知識により館内のガイドをしています。